Top News 父喜紹介 徒然父山 喜也草子 CD 冷岩-coolrock- X'mas ×X'mas 父喜苑 2006.07.04.


■ザ・ ヒットパレード   06.10.


父山であります。

実は小生、普段はスポーツ関係を除き、NHK以外のテレビ番組をほとんど見ない偏屈者である。
理由は単純で、CMが五月蝿いからだ。
(CMは通常番組より2割ほど音量が大きいのをご存知だろうか?)

そんな訳で、見たい民放番組は録画して、CMを飛ばしながら見る事にしているのだが、録画したものの見損なっている番組は溜まる一方。
先日遂にハードディスクの容量が満杯になってしまった。

そもそも、録画しても見ていない番組はさほど重要ではないものがほとんどなので、問答無用で消してしまっても問題はないのだが、
ごく稀に「見て良かった」と思えるものがあったりする。

フジテレビのスペシャルドラマ『ザ・ ヒットパレード〜芸能界を変えた男・渡辺晋物語〜』も、そんな番組であった。

戦後ほどなく開局したフジテレビと、渡辺ブロダクション(通称ナベプロ)が制作した人気番組『ザ・ ヒットパレード』を巡る人間ドラマ。
もちろんドラマとしての脚色はあるのだろうが、まんざら無縁ではない業界の話でもあり、興味深かった。

とりわけ、一介のジャズベーシストからプロダクションを興し、テレビというメディアを駆使して新しい娯楽を作り上げ、
周囲の偏見と戦いつつ芸能界を一大産業に育てた、ナベプロ社長渡辺晋氏の生き様と情熱に感動を覚えた。

大きな発見だったのは、『ザ・ ヒットパレード』のプロデューサーは、ドラゴンクエストシリーズの作曲者で有名な、あのすぎやまこういち氏だった事である。
すぎやま氏は根っからの音楽畑の方だと思っていたのだが、文化放送、フジテレビで番組制作をされていたのだった。
己が不明を恥じると共に、氏の功績の大きさに改めて畏敬の念を覚えた次第。

エンターテイナーとは、観客の喜ぶ姿を己の喜びとできる者。
表現者とは、鑑賞する者が居ずとも表現し続ける者。
どちらも、お互いには持ち得ない素晴らしさがある。
しかし、その両立は難しい。

小生の今居るところは、その中間のどのへんなのだろうか。
そんな事も考えさせられた番組だった。

残念ながら再放送予定は今のところないようだが、機会があれば是非ご覧あれ。