Top News 父喜紹介 徒然父山 喜也草子 CD 冷岩-coolrock- X'mas ×X'mas 父喜苑 2006.02.20.


■琴の調べ   02.10.


父山であります。

「琴(箏)」と聞いて、諸兄は何を思い浮かべるだろうか。
お正月、時代劇、和食レストラン、老舗の蕎麦屋。このへんであろうか。

小生故あって、幼少の頃に邦楽器が身近にある環境で育った為、琴(箏)の音色には人一倍思い入れがあるのだが、
かなり前から気になっていた箏曲があった。
全国に店舗を展開しているうどん屋チェーン「味の民芸」のBGM、と言えば思い当たる方も多いのはないだろうか。

たかがうどん屋のBGMと侮るなかれ。
小生BGMに聴き入ってしまい、うどんが伸びてしまった事が何度かある。
バックグラウンドとして成立する音楽は大体において、明確な意図と緻密な構成、優れた技術によって作られているものだ。

このBGMは2台の箏によるアンサンブルだが純邦楽ではなく、現代邦楽に分類されるものだろうと思う。
西洋音楽の手法と邦楽の旋法、十三弦箏(だと思われる)独特の奏法を注意深く織り交ぜて「日本的音楽のエッセンス」を見事に醸し出している。
先日ふと思い立ち「味の民芸」を運営する「明星外食事業株式会社」に問い合わせてみた。
すると、BGMは有線放送「AE-14 : 琴の調べ」である事が解った。
なんと楽曲は市販のCDではなく、株式会社有線ブロードネットワークスが独自に制作しているものだった。
リアルタイムで流れている曲名をWEBで知る事は出来るが、演奏者情報は「USENスタジオミュージシャン 」と表示されるのみ。
70年代モータウンのスタジオミュージシャンのようなものか。

名もなき音楽家が技術と経験を駆使して紡ぎ出す、決して自己主張しない、しかしこれでなくてはならない音楽。

小生は、このような音楽に何故かたまらなく惹かれるようだ。


「明星外食事業株式会社」
http://www.myojogaishoku.co.jp/

株式会社有線ブロードネットワークス「AE-14 : 琴の調べ」
http://www.usen-cs.com/ch/AE/AE14/

有線のチャンネルがブロードバンドで視聴できるサイト(有料)
http://www.showtime.jp/