| Top | News | 父喜紹介 | 徒然父山 | 喜也草子 | CD | 冷岩-coolrock- | X'mas | ×X'mas | 父喜苑 | 2005.06.20. |
■浅草三社祭 06.10.
父山であります。
喜也のお招きで、浅草の三社祭を見物した。
実は小生生まれは日本橋で、一応三代目江戸っ子のハシクレである。
父によると三社祭は毎年見物していたらしく、祭半纏にねじり鉢巻きの写真が残っていたりもするが、
物心ついてからは初めての見物だ。
浅草界隈は、普段とはうって変わって大層な賑わい。
柳橋のご新造さん顔負けの、粋な出で立ちの喜也に迎えられる。
さすが地元。
喜也の実家は、過去と現在が同居する下町の大通り沿いにある、老舗の足袋屋。
古めかしい、いかにも昔ながらの町家という落ち着いた風情が素敵だ。
ご両親にご挨拶、店先で江戸模様の品々に囲まれながら、新空豆と氷入りビールを頂く。
この飾らない鷹揚さも下町ならではだ。
爽やかに吹き抜ける風、遠くから聞こえる御輿のかけ声、お囃子、屋台の物売りの声、そして軒先の風鈴の音。
遺伝子に刻まれた記憶を呼び覚まされるような、不思議な感覚にしばし酔う。
そして本日のお目当て、中町会三の宮の御輿引き継ぎを、父上から拝借した祭半纏をはおって見物。
ぶつかり合う体と飛び散る汗。声を限りに叫ぶ見物客の熱気。
まさにハレ。
非日常の圧倒的な説得力に、参加型ライブの原点を垣間見る思いがした。
そして無事に引き継がれ去って行く神輿を見送る。
一抹の寂寞感と共に。来年もまた来よう。
ここで得た感覚は、何らかの形で新作に反映させる所存。
どんな音になるか、自分でも楽しみである。