Top News 父喜紹介 徒然父山 喜也草子 CD 冷岩-coolrock- X'mas ×X'mas 父喜苑 2005.04.20.


■本家ワールドミュージック? 〜Therd Eye / MONSOON(1989)〜   04.10.

父山であります。
桜も満開、季節は爽やかな初夏の装いではあるが、花粉症にお悩みの諸兄の手前、これ見よがしに大きく深呼吸するのはちと憚られる昨今。
如何お過ごしでしょうか。

さて今回は、インド系イギリス人シンガー、シーラ・チャンドラ(Sheila Chandra)が16歳の時に参加した、
「モンスーン」というバンドのファーストアルバム。
彼女は最近では「ロード・オブ・ザ・リング」のサントラに参加して注目されているので、名前くらいはお聞きになった事があるやも知れず。
友人のミュージシャンが「これ多分好きだと思う」と貸してくれたのがきっかけだった。
友人の予想は見事に的中、ツボを直撃された。
ダビングしたカセットがヘタるまで聴き、その後それをPCに取り込んでCD-Rに焼き、さらにmp3化して20年以上聴き続けたのだから、
よっぽど食い込んだのだろう。
最近ようやく中古でフランス盤CDを入手する事が出来たので、それらは目出度くお役御免となった。

一言で言えば、インド音楽フレイバーの80年代ブリティッシュポップ。
シタール、タブラ等のインド民族楽器と、当時の最新エレクトロニクスの融合したアレンジの上に乗った、
ユニークなメロディライン(専門的に言えばミキソリディアンという、民族音楽でよく使われる旋法の多用)が強烈。
それを歌うシーラ・チャンドラの、決して熱くならない透明感のある神秘的な声のバランスが素晴らしい。
ワールドミュージックが世界的な潮流となるはるか以前の作品という事を考えると、非常に実験的、先駆的なアルバムと言えるのではないだろうか。

どの曲も甲乙つけがたいが、ミステリアスな曲調の「And I You」、「シャクティ、イエイ!」というかけ声に思わず笑ってしまう「Shakti (The Meaning Of Within)」、
インドロックという形容がぴったりの「Watchers Of The Night」あたりが特にお勧め。
ビートルズをカバーした「Tomorrow Never Knows」も良い味だ。

バンドとしてのモンスーンはこのアルバムを1枚出しただけで、その後シーラ・チャンドラはソロ活動をずっと行っている。
このアルバムは残念ながら国内では既に入手困難だが、amazon.comで購入できるようだ。(試聴も少しだが出来る)

実はこの人、声質、アプローチの仕方が喜也に少し似ている。
父喜を地道に続けているのも、この刷り込みが影響しているのかも知れない。
いやもちろん、喜也の方が100倍素晴らしいが。(滝汗)


■オフィシャルサイト
http://www.sheilachandra.com/

「Monsoon」ディスコグラフィ
http://www.sheilachandra.com/albums/monsoon.html

amazon.com 購入ページ(試聴可)
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B000001ECV/sheilachandra-20/102-8231027-1020155