| Top | News | 父喜紹介 | 徒然父山 | 喜也草子 | CD | 冷岩-coolrock- | X'mas | ×X'mas | 父喜苑 | 2004.07.20. |
【千里ちゃんの想い出】07.10.
父山或人であります。
このところ、梅雨も明けぬというのに暑い日が続いている。
夕刻の風呂上がりに縁側で、採りたてのトマトときゅうりを肴に飲むビールが大変旨い。
「この為に生きてるなぁ」と心底思える、至福の時である。
とかいう四方山話はさておき。
喜也が珍しく忙しそうにしていた昨年秋からこっち、小生が何をしていたかと言うと。
何本かのPCゲームBGM作成のかたわら、かみさんの掃除の邪魔になりつつ縁側にごろごろ。
移ろいゆく季節を眺めながら、「父喜苑」に次ぐ次回作の構想を練っておった。
実は音楽は、作るよりも届ける方が難しい。
自信作が出来ても、聴き手に届けられなければ意味はないのだ。
特に父喜のように全てを自分たちでやっていると、この届ける作業が、作る作業の何倍もの労力が必要だから難儀だ。
てな事を考えつつごろごろしているうちに秋、冬、春が過ぎ、そしてまた夏が来た。
作品の構想はほぼ固まった。あとはいつ、どのようにやるか、だ。
大変有り難い事に、先月から実施している父喜アンケートに沢山の回答が寄せられ、小生の構想に裏付けを与えてくれつつある。
また、OK-MUSICさんの特別販売のお陰で、喜也を通して神宮寺ファンの皆さんにも父喜を知って頂けたのは大きな出来事だった。
次回作は、そんな皆様に喜んで頂けるものにすべく精進しますすゆえ、是非ともご期待下さい。
さてお気に入りの一枚を紹介するこのコーナー、ここは一発創刊号にふさわしく、小生とっておきの刷り込みNo.1アルバムをご紹介する。
■■ 涙の乗車券/カーペンターズ (1969) ■■
TICKET TO RIDE/CARPENTERS
カレンとリチャードの兄妹、言わずと知れた「王道ポップス」カーペンターズのデビューアルバム。
発売当初アルバムタイトルは「オファリング」だったが後に「涙の乗車券」となった。
カーペンターズといえば、「SING」や「TOP OF THE WORLD」などのカントリー風味のナンバーが有名だが、その真価はハーモニーとアレンジにあると思
う。
それが遺憾なく発揮されているのがこのアルバムだ。
決して派手ではないが、当時の最新技術だった多重録音を駆使した完璧なハーモニー、洗練されたアレンジは、今聴いても全く古い感じがしない。
これがリリースされたのは1969年。カレンは19歳、リチャードは24歳。
カレンのボーカルは圧倒的で、ティーンエイジャーとは思えないほど完成されている。
カレンはドラムも数曲プレイしているが、そのリズムの柔軟さも見事なものだ。
有名なのはバカラックの「(THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU」、ビートルズをアレンジした「TICKET TO RIDE 」あたりだが、
「SOMEDAY」の映画音楽のようなダイナミクス、「ALL I CAN DO」のジャズコーラスグループ真っ青のスイング感と、バラエティーに
富んだ内容にも関わらず、どれを取っても異様に完成度が高い。
残念ながらカレンは83年に32歳の若さで他界した。ショックだった。
小生のお気に入りなのだから当然なのだが、父喜サウンドにもカーペンターズから影響を受けたものが何曲かある。
特に「冷岩-Cool Rock-」の「絆がきこえた」は、カーペンターズへのオマージュと言っても良い。
イントロは「INVOCATION 」の重厚なコーラスを意識したし、全体のハートウォームな雰囲気も、影響が色濃く出ている。
また「父喜苑」の「Belive in you」の後半のコーラス、「Re:はじめまして」の弦アレンジも同様だ。
父喜のコーラスとストリングスアレンジは、もれなくリチャードのご威光が垣間見られるはずだ。(笑)
実はこのアルバム、中学2年の或人少年が、初めて付き合った子から誕生日プレゼント(当時はLP)されたもの。
彼女とは半年くらいで破局を迎えた(平たく言えばフラれた)のだが、その後も何かにつけては未練がましく引っ張りだして、すり切れるまで聴いた。
多感な少年時代に、彼女の甘酸っぱい思い出と共に聴き続けたサウンドが、深層心理にがっつりと食い込むのは当然。
という訳でこのサウンド、小生の刷り込みNo.1と相成った。
千里ちゃん元気かなぁ。
今となってはアルバム単体での入手は困難だが、父喜ファンには是非聴いて頂きたいアルバム。気に入って頂けると思う。
■カーペンターズ オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/carpenters/